望月サテライト高校に見学に行きました。

『さくら国際高校に引き続き、先日は、長野県長野西高等学校 望月サテライト校に見学に行ってきました。
 副校長先生が対応して下さいました。
 まず、大きなスライドとプリント両方で説明して下さったことでとてもわかりやすかったです。
 望月サテライト校は、令和2年の長野県教育委員会通信制改革の実践校とのことで、新しい取り組みをたくさんされていました。

 私は通信制や定時制というと年配の方や特別な事情のある方が通うというイメージがあったので、今は違う、と聞いて驚きました。むしろ、望月サテライト校では通信制での学びのメリットを重視されているようです。
 例えば次のような取り組みです。
●レポート➔提出できるかどうかが重要で、合格するまで先生が添削を繰り返してくれる。またレポートは学校入口のレポート受付窓口の箱に入れればOK。
●授業➔決められた数の出席が必要だが、自分で自分だけの時間割を作成することができるので融通できる。他にも、入学式に出席することが特別活動に含まれたり、他にも特別活動には様々なものがあるということ(ゴミ拾い、遠足、ボッチャ、焼き芋大会など)。
●試験➔全て合格。
などです。

 また、スライドの説明の後校内を歩いて副校長先生と一緒に見学させて頂いたのですが、私は空き教室がたくさんあることに驚きました。そして副校長先生の説明から、それらの空き教室が生徒たちの心の面を重視して活用されていることが伝わってきました。
 まず「オアシスルーム」という部屋が2つあり数人でおしゃべりをしたり、飲食も可能、もう1つは少しゆっくり過ごしたい生徒用の部屋でした。そして今後さらにもっと一人になりたい生徒用のオアシスルームも作る予定とのことでした。オアシスルームにいる生徒は多くて20人くらいだそうです。私が見学した際は、男子生徒が5~6人で楽しそうにおしゃべりしていたグループと、少し離れたところでヨギボのようなソファに寄りかかってくつろいで本を読んでいる女子生徒が1人いました。また自習室という部屋もあり、ここは飲食禁止ですが、真剣に学習に取り組みたい生徒のための部屋で、一人真剣に黙々と勉強している男子生徒の背中が見えました。元望月高校だったため、このような空き教室が多くあり、それぞれの生徒が自分に合ったいろいろな過ごし方ができるようでした。

 全体的にとても和やかで、生徒一人一人の“心の面”を大切にしている学校、という印象を受けました。また、副校長先生と生徒が廊下ですれ違う際にとても親しげに挨拶や雑談をしていたこともとても印象に残っています。
 見学はいつでも受け付けているとのことですので、見学に行かれるか、まずはお電話されてみてはいかがでしょうか。』

2023年09月30日