プロフィール

 

佐藤 夏美

臨床心理士・公認心理師

 


長野県佐久市出身


2003年  早稲田大学 第二文学部卒業

2007年  東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科卒業

2007年   臨床心理士資格 取得

2007年  東京都内小学校にて、スクールカウンセラーとして勤務

2007年12月 非ヘルペス性脳炎を発症し、退職

2018年  こどもの心の相談室カバサ 開室

2022年  公認心理師資格 取得

 

 2007年春から、東京都三鷹市の小学校でスクールカウンセラーとして勤務していましたが、病気療養の為、実家の佐久市へ。療養中、病院や小学校でボランティア活動を継続。療養後は、佐久市の小学校の教育相談室で子どもと親の相談員、スクールメンタルアドバイザー、小諸市教育委員会にて臨床心理士として勤務。

 私は脳の大きな病気を経験しました。それはとても言葉にはできない、本当に苦しいものでした。その後はリハビリのためのボランティア活動などを経て、教育や福祉の現場に復帰し活動してきました。現場では、児童から高齢者、病気や障害などのある方々、特に子どもたちと多く関わってきました。関わりを通して一番感じたことは、慌ただしく過ぎていく毎日の中で、幼いうちから悩み、生きづらさを抱えて前に進めなくなっている子どもたちが非常に多いことです。そのような中で「ゆっくり、じっくり、丁寧に」子どもたちの話に耳を傾け、一緒に立ち止まって考える人や場所の必要性を感じるようになりました。

 そこで、2018年春、長野県佐久市に「こどもの心の相談室カバサ」を開室することを決めました。

 「こどもの心の相談室カバサ」では、検査などを行うのではなく、遊びなどを通して「ゆっくり、じっくり、丁寧に」お子さんの“心の声”に耳を傾け、解決策を一緒に考えることを目標にしています。

 ちなみに「カバサ」とは、縁起の良い植物とされる「ひょうたん」を意味するブラジルポルトガル語です。

 高校時代にブラジルに留学経験があり、現地で出会った人達との出会いと支え、また、病気から回復する過程でも多くの人たちとの出会いと支えがあり、私にはそのことが今も大きな“生きる糧“となっています。

 相談室がそのような「出会いと支えの場所」になって欲しい、という思いから、ブラジルポルトガル語を用いて、「こどもの心の相談室カバサ」としました。