今回も、不登校についての本をご紹介したいと思います。
『不登校は1日3つの働きかけで99%解決する 森田直樹』です。
この本の中では、不登校の子どもに対してどのように言葉がけをすれば、「登校する」ようになるか、ということが書かれていて、なるほど、とうなずける内容になっています。
著者は、「支援方法は、子育てそのものだ」と述べています。
もっと具体的にいえば、例えば子どもが洗濯物を畳んでくれた時に、「洗濯物を畳んでくれて、お母さん、とてもうれしい」と子どもに伝える、とか、「あんたの元気な足音が聞こえたら、お母さん、とてもうれしくなるよ」などという言葉がけをする、というのです。こうして子どもの“自信の水”を作っていくのだと。
不登校の子どもにこれらの言葉がけをするのは、簡単なようでいて実ははとても難しいと思います。
現在は、学習については、通級指導教室、フリースクールや通信制の高校なども充実してきました。不登校の子どもが登校するようになることが、必ずしも最良の第1の選択肢というわけではなくなってきているかもしれません。
ただ、これらの働きかけによって子どもの自信の水がいっぱいになれば、子どもは自然と自分から動き出すのではないでしょうか。。