その性教育、正しいですか?その1

 突然ですが、今回は性教育について、書きたいと思います。

 とても重要なテーマなので、数回に分けて書いていきます。

 保護者の皆さんは、お子さんへの性教育をどのようにされているでしょうか?例えばお子さんに「赤ちゃんはどこから来るの?」と聞かれ、答えに困った、という保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 文部科学省の「学校における性に関する指導について」によると、日本の学校では保健の授業で、4年生から「生命の安全教育」というものが行われています。ただ、私としてはそれでは遅すぎると思っています。4年生までに性に関する間違った知識を身につけてしまうと、そのまま間違ったあるいは漠然とした性の認識で成人することになってしまう可能性があるからです。今はネットで検索すると誰でも様々なサイトに繋がります。2歳で偶然アダルトサイトを開いてしまった、という例もあるようです。

 性教育が進んでいる北欧諸国、特にオランダでは4歳、フィンランドでは5歳から初等教育で性教育が義務付けられています。その中で、性的発達や性行動、性に関する情報収集のやり方、他者の尊重などが幅広く扱われています。ただ日本社会では性に関する話題がタブー視されている風潮が未だにあり、性教育を学校に丸ごと任せきり、というわけにはいかないのではないでしょうか。

 ではどのように我が子に正しい性の知識を身に付けさせるか、数回にわたり一緒に考えていきましょう。

 次回、3歳~5歳でも理解できるような性教育の絵本をご紹介したいと思います。

 

 

 

2025年02月20日