子どもが見せる強迫行動(きまったやり方にこだわる行動)はまわりの人にはちょっと不思議に見えたり、見ていて心配になったりすることがあります。
でも、子どもにとっては「安心するため」の大事なやり方なのです。
例えば、何度も手を洗ったり、同じことを何回も確認するのは、「ちゃんとできているかな?」「大丈夫かな?」と心の中で不安になっているから。その不安を少しでも軽くしたくて、くり返しの行動をしているのです。
なので、「そんなことはやめなさい!」とか、「何回同じことすれば気が済むの!?」と𠮟ってしまうと、子どもはもっと不安になってしまうことがあります。
まずは、「どうしてそれをしてしまうのかな?」と子どもの気持ちにやさしく耳を傾けてみましょう。
「安心したかったんだね。」「怖かったんだね。」と気持ちをわかってもらえるだけで、子どもはホッとすることが多いです。
そしてもし日々の生活に困るほど強迫行動が多かったりつらそうだったりする場合は、カウンセリングや、お医者さんに相談してみるのもいい方法です。
大切なのは、「やめなさい」ではなく、「一緒に考えようね」と伝えること。子どもは、自分の気持ちをわかってもらえると、少しずつ自分でも変わろうとする力を持てるようになっていきます。
相談室カバサは、そのお手伝いをする場所です。
少しでも不安な時は、どうぞ気軽にお話しに来てくださいね。