もしかしてHSP?

 お久しぶりです。

 

 今回は、「もしかしてHSP?発達障害の中に隠れている“敏感さ”の正体」というテーマでお伝えしたいと思います。

 「うちの子、人の気持ちにすごく敏感で…」「私、ちょっとした音や雰囲気に疲れやすくて…」

 そんな話を聞くと、私はふと「HSP(とても敏感な人)」という言葉を思い浮かべます。

 でも実は、発達障害(例えばASDやADHD)と診断された人の中にも、HSPのような“敏感さ”を強く持つ人がたくさんいます。

 

 HSPと発達障害は同じ?違う?

 HSPは生まれつきの「気質」であり、医学的な診断名ではありません。

 一方で発達障害は、脳の働き方の特性に関わる医学的な診断名です。

 

 ただ、どちらにも「感覚の敏感さ」や「人との関りの難しさ」があるという共通点があります。見た目の特徴が重なることも少なくありません。

 例えばーーー

 〇発達障害と診断されたけど、人の気持ちを深く感じ取って、共感しすぎて疲れてしまう

 〇自分のこだわりが強くて困る反面、人の目や評価が気になりすぎて動けなくなってしまう

 そんな風に、「発達障害の特性の中に、HSPのような敏感さが隠れている」ことがあります。

 

 大切なのは「その人らしさ」を丁寧に見ていくこと

 「HSPか発達障害か」をハッキリ分けることが目的ではなく、「この人はどんなことに疲れやすいのか」「何がこの人の安心になるのか」を一緒に見つけていくことが、何より大切だと私は思います。

 

 HSPという言葉があることで、自分の感じやすさや生きづらさに“名前”がついてホッとする人もいます。

 「病気ではなく、ただの私の個性かもしれない」と思えたら、少しだけ生きるのが楽になるかもしれません。

2025年05月29日