今回は、スマホとの付き合い方について、ある本を参考に考えたいと思います。
「親子で考えよう スマホの使い方」(子どもとメディア信州代表 松島恒志 信州教育出版社)です。
スマホの所持率は、小学校6年生で3割程度、中学生になると、6割以上になるようです。持っていない方が少数派、つまり今では中学生がスマホを持つのは一般的になっているのです。この本は、大人向けと子ど向けで切り離せるようになっていて、子ども向けはマンガでとても読みやすくなっています。
スマホの便利な点、一方で気をつけなければいけない点が具体的に書かれています。
現在は小中学校でひとり一台タブレットが配布されていますし、私たち大人にとってもスマホは欠かせない存在になっています。ただ、気をゆるすと大きな事件に発展してしまう危険性もあります。
この本の中では、スマホの危険性を大人が頭ごなしに子どもに注意して押し付けるのではなく、上手に付き合う「使い方」を教えることが重視されています。
そして何より、子どもがスマホとうまく付き合っていくためには、“家族で話し合うことが重要”のようです。これについては具体例も書かれていて、例えば一緒に過ごす時間を大切に、少なくとも一日一食は一緒に話をしながら食事をする、というものです。これには私も同感です。話題は、学校での出来事、休日の計画、部活や習い事の話、などです。ただ、実際にはこれらの話を家族で改まって話す、というのはなかなか難しいものです。私は、話の内容はなんであっても良いと思います。家族みんなで、スマホの話をしながら食事をするのも良いのではないかと思います。むしろその方が、スマホとの付き合い方を楽しく学べるのではないでしょうか。