「遊戯療法」というものを知っていますか?「プレイセラピー」ともいわれます。
主に、言葉で自分の気持ちを表現することが苦手な子ども対象に行われる心理療法です。
カウンセラーと一緒に遊ぶことで、その遊びの中に心の中の世界が表われる、という考え方に基づいています。カウンセラーは、一緒に遊びながら子どもの様子を観察し、見立てをします。これを「関与しながらの観察」といいます。
遊びの中での制約は次の3つだけです。
1.自分の体を傷つけないこと
2.カウンセラーの体を傷つけないこと
3.時間を守ること
そして、解釈をするというよりも、遊びの中で子どもの様子を「関与しながら観察」し、見立て、そしてそれがどのように変化していくのかある程度継続的に見ていく事が重要です。
相談室カバサでは、様々な遊び道具を用意しています。トランプ、折り紙、オセロ、ジェンガ、おはじき、立体四目、大きな画用紙、クレヨン、マジック、ぬいぐるみ、箱庭(これについては前回ご紹介しました)などです。
自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手なお子さんは特に、まずは一度、相談室カバサに「遊び」に来てみてはいかがですか?
※また、描いたり作ったりした作品はお持ち帰り頂いても結構です。