遊戯療法(プレイセラピー)とは その2

 暖かくなったりまた寒くなったりの繰り返しで体調を崩しがちの日々かと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は冬が大の苦手なので、今か今かと春が待ち遠しい毎日を送っています。

 今回は、以前ご紹介した「遊戯療法」についてもう少し詳しくご説明したいと思います。

 遊戯療法は基本的に遊びを通して心の中を見るヒントを得る療法ですが、今回はその具体的な方法をいくつかご紹介します。


〇描画法・・・名前の通り、相談者に絵を描いてもらい、完成した絵自体や絵を描く過程を相談者とカウンセラーが一緒に味わっていく療法です。

〇スクイグル・・・「なぐり描き法」とも言われ、相談者とカウンセラーが白い紙に交互になぐり描きをしていき、何に見えるか、どんな気持ちで描いたかなどに重点を置いて、一緒に見たり色を塗ったりしていきます。

〇コラージュ・・・これは以前ご紹介した「箱庭療法」の簡易的な療法と言えます。例えば広告の商品や文字を切り抜いて画用紙に貼っていき、一つの作品を作ります。

 

 いずれも、言葉でのコミュニケーションが苦手な子どもさんに適している療法だと言えます。

 これらだけでなく、相談室カバサでは様々なおもちゃやゲームを用意しています。おもちゃやゲームで遊ぶ中から、子どもさんの心の中が見えてくることはたくさんあります。また、遊びを“解釈する”ということではなく、“一緒に楽しみ味わう”ということを重視しています。さらに、本気になって遊ぶことそれ自体が子どもさんの“癒し”につながるという大きな効果があると考えています。

 その効果を試しにぜひ一度、相談室カバサに足を運んでみて下さい。

 

2023年02月16日